大阪観光・旅行で実感:外国人旅行客にとって日本の物価は安い

先週、大阪に3日間の旅行へ。今回はビジネスの予定ゼロで、美味しいものを食べたり、観光をしたり。数えてみると実に13年ぶりの大阪だ。

フライトはピーチにて

フライトは、初めてLCCのピーチを使ってみた。

朝5時に到着!

滞在は2泊と短かったので、滞在時間を最大にするため、深夜1時に香港発朝5時に大阪着のレッドアイを予約。帰りも大阪発夜9時に香港着12時の便だ。

ピーチはサービスを含めて良かったものの、背が高めの僕には席の幅が狭過ぎて足が十分伸ばせず。少し仮眠する予定が、結果完徹することに。。。

レッドアイで早朝に大阪入りできたことは良かったが、完徹の影響から日中眠い目をこすりながら観光することになった。

滞在時間を長くできた一方、効率性を考えると、LCCでレッドアイはもう選ばないだろうw 次回以降はまたCathayかピーチ親会社のANAで飛ぶことになりそうだ。

ピーチは席幅が狭め。ビジネスクラスはない。

行きのフライトで驚いたのは、ほぼ満席だったこと国慶節で連休だったこともあるが、大阪行きの深夜便で満席には驚いた。

LCCで値段が安めなこともあり、周りは学生とか若めの人が多い。仮にも相応にコストがかかる海外旅行なのにだ。LCCのボリュームゾーンは20-30代の若めの人ではある。

大阪の物価が安く感じた

そんな中、今回大阪を観光してみてよく分かったのが、香港に住む人にとって大阪(日本)は物価が安いと感じることだ。

大阪や梅田駅には大型デパートがたくさん。

試しに香港に出店してるレストランや香港で売られてる日本製品の値段を比べてみよう。

  • 吉野家 牛丼 大:510円(日本)vs. 750円(=HKD55ドル)(香港)
  • 神田半之助 天丼 松:1,380円(日本) vs. 1,883円(=HKD138ドル)(香港)
  • ギャツビー ジェル 200g:450円(日本) vs. 550円(=HKD40ドル)(香港)

日本のレストランや日本製品の場合、概して香港で買う方が高くなる。プレミアムが乗るのと、日本から食材や製品を送る場合が多く輸送費が乗るからだろう。

日本に住む人が東南アジアを旅行すると物価が安く感じるのと同じで、香港に住む人が日本を旅行すると物価が安く感じるのだ。

タクシーや電車は逆に日本の方が高い気がするが、食事や買い物については、日本の方が安いだろう。買い物の場合、5,000円以上なら消費税が免税されるのも嬉しい。

だから、それほど余裕があるわけではない若い人でも、喜んで大阪に旅行しに来るわけだ。

大阪のシンボル?

僕は普段、香港では千両などの回転寿司くらいしか食べないので、以下のミシュラン一つ星の寿司屋を予約していた。

寿し処黒杉

ボリュームが多く美味しくて大満足だったのだが、値段はおまかせとお酒を少し飲んで2人で4万円超。日本円で払うと高く感じたが、香港ドルだと一人当たり1,500ドル。

香港で、ミシュランに載らず質も高くないような、少し高めの寿司屋でおまかせを食べれば、一人2,000ドルはする。

それを考えてみると、今回僕はかなりお得感を感じた。

黒杉はかなりおすすめ。

日本の高級寿司屋は電話予約が基本だが、最近Yahooが買収した一休のサイトでも予約できる店がある。これが英語対応すれば、きっと外国人旅行客が予約をしまくり、今より予約するのが更に困難になるだろう。

話が少し飛ぶが、10月1日に消費税が10%に上がった。過去3回の消費税増税後は、半年から1年位の期間では円安(対米ドル)になる傾向だ。

仮に今回も同じく円安に向かうとすれば、外国人旅行客にとっては益々日本旅行がお得になるので、旅行客の数も増えるだろう。

さいごに

今回久しぶりに大阪を観光したが、例えば難波や道頓堀など、雑多で色んな要素が詰まった街はそこ独自のもので、訪問していて楽しいなぁと思った。

たこ焼き、お好み焼き、串揚げ等、独特な看板料理もあり、それを食すのも楽しい。

雑多だが一つ一つがユニークで面白い。こういう場所は、特に欧米にはあまり無い。

大阪駅にいくつかショッピングモールもできていた。モールに入ってる店はどこも似たり寄ったりで、独自性に乏しくつまらないのだが、中に入っているブランドの値段が為替で安く感じるので、お得感があった。

直近では、政治問題で韓国からの観光客が一気に減ったとタクシーの運ちゃんが言っていたが、それも一時的だろう。

韓国人の友人とも話したが、今の政権の方針や政権自体が接続的とは思えない。

大阪城もいい感じ。

料理に街並みにこれだけユニークな要素を持った大阪なので、現在多い中国・韓国・台湾・香港からの観光客に加えて、今後は東南アジア諸国からの観光客が増えることだろう。地理的に遠くなく、経済が伸びて中産階級が豊かになるからだ。LCCも中距離路線に力を入れ始めている。

今は中国人観光客対応で小売には中国人の店員が多いが、いずれはそれがインドや他東南アジアからの店員に代わっていくのも、そう遠くない将来なのではないだろうか。

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