米セコイア・キャピタルとの共同投資

先日、半年ぶりにとあるスタートアップへエンジェル投資をさせてもらった。

 

香港とアメリカを拠点にしている素晴らしいスタートアップなのだが、メインで投資したVCの一つは、あの米セコイア・キャピタルだ。中国やインド・シンガポール拠点からではなく、本体のアーリーステージ向けファンドであるところがポイントだ。

 

スタートアップやVCに馴染みがある人であれば誰もが知っているだろう、セコイア・キャピタルは世界一のベンチャーキャピタルと言える。GoogleやApple、直近ではZoomやAirBnB等々、世界を牽引している会社へ初期から投資し支援しているトップティアVCだ。

 

創業者のドン・バレンタイン氏から始まり現在は、第三世代。元PaypalのCFOが代表を務め、元Zappos共同創業者CFO等のスター投資家を擁す。20代の女性パートナーも生まれていて時代に適応しているし、中国とシンガポール/インド/ロンドンにも拠点を設け、現地メンバーがそのブランド力を生かしながら次々と投資を決めている。

 

今回声をかけてもらったスタートアップはシード投資と銘打っているが、実際は相応の売上も発生しグロース手前であることから、実質Pre-Aラウンドだろうか。何れにせよ、アーリーの段階で、世界一のVCが投資するラウンドに、一個人として参加できたのは正直めちゃくちゃ嬉しかった。

 

スタートアップ投資を始めて以来、密かに「いつかセコイアUSと同じラウンドで投資できる位、インナーサークルに入りたい。」と思っていたのだが、香港に居ながら意外な形でそれを実現できたのは、すごくラッキーだったと思う。声をかけてもらった創業者に感謝しつつ、期待されているValue-addをするべく、サポートしていきたい。

 

来年に向けて粛々とコツコツ準備しながら模索している段階なのだが、エンジェル投資は、友人・同志と言える起業家と知り合い太い関係を築くきっかけになるし、ビジネスパーソンとして大いに刺激をもらえることから、継続していく予定だ。

 

エンジェル投資において、最終的には、自らの実績や経験・エキスパティーズ・ネットワーク・人柄等を理由に、日本人や日本といった要素とは関係なく、グローバルな場で良い起業家からアプローチされる人物になりたいと思っている。ハードルは高いのだが、今回の投資や他投資先の経過が当初の予想以上に順調なので、チャンスはあるとも思う。長期的な視点を持って、継続してチャレンジしていきたい。

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