ここ最近、受験者の方々から色々と問い合わせがあるので、今回はMBA受験について綴っていこう。「MBAの受験対策・体験記」と称して、MBA受験に置いて大事だと思うことを書いていきたい。
ちなみに、対象は「英語圏以外の大学で学んでおり、SATや英語エッセイに不慣れな方」とする。というのも、英語圏の大学で学んでいる場合、テストもエッセイも2~3ヶ月位の準備で終わる方が多いからだ(汗)
今回は、そうではなく、テストもエッセイも苦労しそうな方が対象だ。(僕もこのカテゴリーでした爆)
絶対諦めない覚悟を決める
最初から心の話をするが、これが何より大事。「絶対諦めない覚悟を決める」ことだ。というのも、MBAはそもそも取る義務がなく、いつでもその準備を辞めることができるからだ。
そして準備の一つ一つが大変且つ長い時間がかかる。
受験生は忙しい仕事を抱えていて、その合間に準備を進めるわけで、これが辛い。
周りの友達が楽しそうに飲み会に行っているのに、それを断って勉強をする。平日の夜も、週末もない。ひたすら準備。
特に、GMATやTOEFLのスコアが上手く出ないと、もっと辛くなる。色んな策を講じてもなかなか結果に結びつかず、嫌になる。
だからこそ、最初に絶対諦めない決意をすることが大事。人それぞれモチベーションは違うだろうが、最後までやり切ることを腹に決める。
僕の場合、心の中で覚悟を決めた後、初期投資としてAGOSのオンライン講座を40万円かけて申し込んだ。
金銭的に少なくないコミットをすることで、他の誘惑になびきそうになった時に、MBA受験を優先するよう錨をさしたのだ。
準備を始めても途中で辞めてしまう人が、思ったよりも多いのが事実だ。
インタビューまでやり切る人は、準備を開始した人の2割位と聞いたことがある。(注:理由はそれぞれあるので、良い悪いの話ではありません。)8割もの人が、準備を開始しても最後まで辿り着いていないのだ。
在校生か卒業生のメンターを持つ
二つ目は、出来れば「自分が志望しているMBAの在校生か卒業生をメンターに持つこと」だ。
受験を終えて思うのは、一度このプロセスを回すと何がポイントで、どういうところに気をつけて、どうすれば効率的に準備できるかが分かる。
そういった方からもらえるアドバイスは貴重だし、的を得ているので、このゲームを体験しクリアした人をメンターを持つことは大事だ。
周りにそういう人がいる場合は、是非お願いしてみることを勧める。
もしいない場合は、例えばキャンパスビジットに行って、志望校の在校生と仲良くなる等、やりようはあると思う。
在校生や卒業生は、受験の辛さを知っている人が多いのて、きっと相談に乗ってくれるはず。
僕の場合は、運良く親しくさせて頂いている先輩がいて、本当にお世話になりました。
MBA受験の戦友を持つ
最後は、最初の「諦めない覚悟を維持して受験をやり切るモチベーションを維持するのに、戦友を持つこと」が大事だ。
一人で孤独な戦いをしていると、どうしても心が折れそうな時が来る。
かく言う僕も、GMATにはとても苦労し、スコアが3回連続で600点付近を彷徨った時は、途方に暮れた。危うく地下鉄のホームに吸い込まれそうな気持ちになったことを覚えている。(ちなみに、香港の地下鉄MTRは、ホームと電車の間に仕切りがあるので、実際吸い込まれはしません笑)
そんな時に自分にモチベーションを与えてくれるのは、共にMBA受験を戦う戦友だ。
僕は、今年からWhartonに進学する親友と切磋琢磨しながらプロセスを進めた。お互いを励まし、お互いを刺激し、時には情報交換しながら、最後まで走りきった。
2つ目のメンターとこの戦友がいなかったら、結果は違っていたと本当に思う。
最後に
今回は、「MBAの受験対策・体験記」として、MBA受験の鍵を述べてきた。具体的には、以下の3つだ。
MBA受験の鍵
- 絶対諦めない覚悟を決めること。
- 志望校の在校生か卒業生のメンターを持つこと。
- MBA受験の戦友を持つこと。
仕事を含めて、他にも通じることなので目新しくないかもしれないが、MBA受験を進めていけばきっと感じる、本当に大事なポイントだ。
MBAはその後の人生にポジティブな変化をもたらす学びときっかけを与えてくれる、素晴らしいOpportunityだと思う。
そこに至る道のりは決して平坦ではないが(少なくとも僕の場合は、かなり紆余曲折経ましたw)、少しでも受験生の方やこれから受験勉強を始められる方にとって役立つ内容であれば、とても嬉しく思う。
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そもそもMBAって意味あるの?という問いに答えてみた記事。
僕がMBAに行くことを決めたきっかけの話はこちらをどうぞ。