NYは昨日、今日と快晴。「遂に春が訪れたのではないか」と期待させてくれるような素晴らしい天気に恵まれている。
あまりに気持ち良い天気だったため、寝不足で疲れ気味だった僕も、ランチ帰りにセントラルパークまで足を運び、散歩を楽しんだ位だ。
さて、年末に「MBA生の恋愛事情」と称して投稿して以来、早3ヶ月が経過した。
僅か3ヶ月間ではあったが、予想通り恋愛事情に変化が見られたため、2度目の投稿をしたいと思う。
前回と同じく、幾つかのパターンに分けて纏めてみたい。
①遠距離にて破局→学内恋愛(公)パターン
MBA取得に伴い国外、又は国内の別都市からNYへ移り、その後遠距離恋愛が破局。そして、学内で恋愛しているパターン。
前回の投稿では、「学内カップルが見当たらない」と記述したが、2セメスター目の春学期に入って、次々とカップルが誕生している。
当初は、「学内で恋愛すると状況が複雑化するし、学外にも魅力的な男女が沢山いるのがNY。」と言っていたものの、授業やソーシャル、更には旅行等で長い時間を過ごす中で、いつの間にか付き合い始めていたカップルが多い。
24−30歳位の、まだ比較的若いメンバーが揃うMBA。学内恋愛が多くても何も不思議はない。
彼らは特にその関係を学内で隠す事無く、公にしており、真剣に付き合っているものと思われる。
「MBA期間は風船のようなもので、それが終わると関係は続かない場合が多い。」と言っていた同期が居たが、はてどうなるものか。
卒業を控えた2年生のカップルには、元々片方/両方がNY出身でないものの、交際をきっかけにNYに残ることを決めている人も多い。その関係を温かく見守れればと思う。
②遠距離にて破局→学内(秘密)パターン
破局→学内恋愛までは1つ目のパターンと同様だが、それを何らかの理由で公にしていないパターン。
理由は主に以下の2つと考えられる。
- 単純に、学内に知られると外野がうるさいので、周囲には秘密にしている。
- 片方に恋人がおり、所謂浮気に当るため、周りの目を気にして秘密にしている。
①は良いのだが、②はなかなか応援しにくい理由だ。
しかも、①にせよ②にせよ、実は既に周囲がそれに気付いているケースが非常に多い。
学校は勿論のこと、マンハッタンの主要スポットはそれほど広いわけではない。アパートにしても、他同級生が住んでいる場合もままある。
どこかで2人が仲睦まじくしている光景がキャッチされたら、その後は噂ベースで話がどんどん広がっていく。壁に耳あり障子に目ありである。
仲の良いアジア人女子の友人が、どうやら②を実行しているらしく、先日正面を切って質問してみることにした。
「B、風の噂で君がCと付き合っていると聞いたのだけど、本当かい?Cは遠距離恋愛しているはずだけど。。。」
「そんな噂どこで聞いたの!?(めちゃくちゃ動揺している様子)」
「いや、ソースは言えないけど、小耳に挟んだだけだよ。」
「(一転して)そんなことは有り得ないわ。私はシングルのままよ。誰か良い人いたら紹介してね!」
さすがB、泣く子も黙る某投資銀行でプライベートバンカーとして勤めていただけ有る。全く認める様子が無い。
が、僕は確かな証拠を握っているのだよ、B。
浮気をするのであれば、この位知らん顔をして演技する位でないといけないのだろう。見習いたくないが、ある意味感心した瞬間だ(笑)。
③独り身→独り身パターン
NYという絶好のロケーションを期待して入学するも、未だに独り身でいるパターン。
これまで①・②というパターンを書いたが、既に婚約しているか付き合っている人がいる場合を除くと、実は③が最も多いのかもしれない。
MBAに来ている位だから、プライドがそれなりに高く、家柄が良く、頭も良い人が多い。
そうすると、自然と相手に求めるものも高くなり、どうしても恋愛にまで踏み込めていないのだろう。結婚を意識して、更にそのハードルが上がっているのかもしれない。
③の中には、真剣に交際相手を探している人も居るため、卒業までに是非素敵な相手を見つけることを祈っている。
最後に
気付くとMBA1年目もあと残り1ヶ月少し。春学期は過ぎるのが早く、もう1年目が終わりに近づいている事実に驚きを隠せない。
1年目が終わることは2年生が卒業することを意味しており、寂しい限りだ。また来年も、学内で様々なカップルが誕生し、一方で破局する者も出てくるのだろう。
以前であれば長期のビジョンに多くの比重を置いていた僕だが、ここ最近は毎日の超短期の時間を大切にしている。
というのも、3ヶ月前には想定していなかったような状況に現在の自分がいる場合が有り、日々の偶然性にももっと比重を置くべきと考えを改めたからだ。
詳しくはまた別に投稿したいと思うが、今はまるでレモン汁を絞り切るかのように、MBAの日々に感謝し、それを味わい尽くせればと思っている。
キャンパスから見えるアムステルダム通りの風景。雲一つない快晴だ。
関連記事のご紹介。
先ずは、「MBA生の恋愛事情1」をどうぞ。
コロンビアMBAにおける女性陣について、男学生の視点から書いてみた記事はこちら。