未来のレストランとは

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僕はニューヨークにいた時、レストランチェーンの経営をしていた。当時から少し考えていたが、未来のレストランはこんな感じになるのではないか。

 

店内へ入ると、「いらっしゃいませ」の掛け声。だが、そこにウェイターはいない。あるのはテーブルと椅子、小型のカメラとプロジェクターだ。席に座り、設置されたカメラを少し見つめて「貴方」が認識されると、目の前にメニューが投影表示される。貴方の好みの情報を元に、貴方が好きそうなメニューが勧められる。

 

メニューを指してオーダーをすると、キッチンで調理が開始された。調理を行うのはロボットだ。人間はいるが、あくまでロボットに問題が起きた時の解決役。ロボットは、人が調理するより正確で標準偏差が小さく、無駄な動きがないので調理時間が短い。具材で手を切ることもなければ、揚げ物でやけどすることもない。6時間に一度、休憩を取ることもない。店主は、シフトを組むのに頭を悩ませることも、時給計算のために入退管理をする必要もない。

 

 

こうして出来上がった温かい料理は、運搬ロボットで運ばれ、お客さんの元へ。貴方がカメラを見つめた時に顧客情報は学習され、それをインプットされたロボットは、面白い会話を投げかけてくる。人間のウエイターよりも快適な会話だ。

 

 

支払いは既にオーダー時点に済まされた。カメラを見つめた際、顔認証で貴方が認識され、それが支払い機能に紐づけられ、そこで支払いが完了した。現金はおろか、携帯さえ必要ない。

 

 

極端な未来図と思うかもしれないが、既に無人レストラン(サラダバー等)はアメリカ等で相応の人気を得ているし、ロボット調理も導入され始めている。

 

僕は店側の運営をしていたので分かるが、人件費の高騰と人材不足はレストランが最も頭を悩ませるポイントの一つだ。プロモーションやメニュー設計のために、顧客情報やその好みの情報を手に入れたいとも考えている。僕が描写したレストランはこれらを解決する。

 

もちろん、接客能力の高いウエイターが、人間味のあるおもてなしで差別化を図るハイエンドのレストランは残るだろう。一方で、自動化/機械化された、今より効率性をぐんと高めたレストランが徐々に増えていくのではないだろうか。

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