香港とシンガポールどちらに住むのが良いのか 徹底比較! 

4+

今回はいつものスタートアップ関連ではなく、香港の生活ネタとして「果たしてどちらに住むのが良いのか」香港とシンガポールを徹底比較していきたい。

僕は香港に計6年強住んでいるが、シンガポールはあくまで訪問しているだけで、訪問時の感覚や香港→シンガポールに移り住んだ友人からの情報を元に書いているので、その点にはご留意を頂きたい。

家賃

先ずは大きく異なる家賃事情から。

上記はドイツ銀行が出しているレポートをstatistaが纏めた「2ベッド・アパートの月当たりの平均家賃」だ。予想通り、香港が$3,737(≒41万円)で世界一高い。続いて、近年テック企業が勃興したこともあり、家賃がうなぎのぼりのサンフランシスコ。そしてニューヨークも高い。

シンガポールは$1,974(≒22万円)で、香港の約半額。東京はその次で$1,740(≒19万円)だ。

僕の感覚では、香港がニューヨーク(マンハッタン)の2-3割高、シンガポールの倍なので、それとほぼ一致する。

兎にも角にも香港は家賃が非常に高い!香港の便利なロケーションであれば、$3,737の家賃では狭いアパートしか住めないが、シンガポールであれば綺麗な一軒家に住めるだろう。

税金

続いて、個人の所得にかかる税率を比較しよう。

3ヶ国何れも累進課税で、シンガポールは最高税率が22%、日本が住民税も含めて55.95%、香港は15%とあるが僕の理解では15%はStandard rateで最高税率が17%のはずだ。

先進国の中では香港とシンガポールはかなり低い一方、日本は高い。更に香港の方がシンガポールより5%低いことになる。が、この差は家賃によって軽く相殺されることを覚えておきたい。

大気汚染

このサイトからReal-time Air Quality Indexのマップを引用してきた。シンガポールは68、香港は93、ちなみに東京は70程度。空気は間違えなくシンガポールの方が良い!

余談だが、中国は500を超える場所もあって、色の濃さが半端ではない。長生きしたい人は住まない方が良いかもしれない。 

食事など

食事の種類や美味しさだと、香港もシンガポールも大して遜色ないと思う。強いて言えば、香港の方が様々な中国料理屋が多い一方、シンガポールはインドやマレーシア料理屋等が多い位の違いか。

このサイトから上の表を拝借してきたが、Groceries Index(食材の値段)やRestaurant Index(レストランの値段)を見ると、香港の方がやや高い。これも、場所やどのスーパー・レストランに行くかに拠るが、確かに香港は中環を始めとする香港島の高級スーパー・レストランは、クオリティに対して値段が高過ぎると思う。

ちなみに、シンガポールでドン・キホーテがスーパーを出したように、香港にもそれが来るという噂を聞いたので、日系高級スーパーの価格競争が起こることを強く望む。

アクティビティ

香港とシンガポールの大きな違いの一つは、山があるかないかだ。香港は、大小様々な山が香港島から新界に至るまでそびえたっている。一方シンガポールは、平地が続く。香港では多くの人がハイキングを楽しむが、シンガポールではそれが無い。

ビーチの数も香港 > シンガポールだろう。

クラブやバー等の夜遊びにしても、香港には蘭桂坊という眠らない場所があるが、シンガポールはそれに欠ける。

学校(お子さん用)

友人から聞く話だが、子供の学校ではシンガポールに軍配が上がりそうだ。というのも、香港は入学に必要な金額が異常に高いからだ。

評判の良いインターナショナル・スクールに入ろうとすると、Debentureという学校債なるものを要求される。この値段がぶっ飛んでいて、何と数千万~一億円もするらしい。一般人には到底支払える金額ではないだろう。

一方、公立学校は、日本と似ていて個性を重視せずに、ロボットのような子供を生み出していく画一的な教育が行われているのが現状と聞いた。

シンガポールのインターは、学校債がなく学費は他国のそれと変わらないので、子供の教育を考えるとシンガポールの方が良いかもしれない。

雰囲気・エネルギー度

自分の感覚の話になってしまうが、シンガポールの雰囲気はどこか日本に似ていて落ち着いている。一方、香港は雑多としていて落ち着きがない分、エネルギーに溢れている。ニューヨークのマンハッタンにも近い。

よくシンガポールは家族向け、香港はシングル(独り身)向けと言うが、それは街が持つ落ち着きやエネルギーに拠るところもあるだろう。

天気・気候

どちらも暑いのは暑いのだが、大きな違いがある。

このサイトからデータを引っ張ってきたところ、シンガポールは年中安定して30度前後の天気が続く一方、香港は15度から30度位まで一年を通して四季(冬は一瞬で終わるが)がある。

1年中常夏の中を半袖で過ごしたい人にはシンガポールが良いし、冬物のコートを着てクリスマスの時期のそれっぽい天気を味わいたい人は香港が良いだろう。

日本からの渡航時間

香港→東京は4時間に対して、シンガポール→東京は6.5時間。逆に東京→香港は4.5時間に対して、東京→シンガポールは7時間かかる。2.5時間の差がある。

香港⇔東京であれば空港までの移動や待ち時間等を入れても半日で移動ができる一方、シンガポール⇔東京だと移動が一日がかりになってしまう。日本への訪問が多い場合は香港に軍配が上がるだろう。

まとめ

これまで見てきたように、香港とシンガポールは同じアジアの国際都市であるものの、全く異なる顔を持つ2都市だ。どちらにも長短があるので、もし住む機会があるのならば、ご自分の好みや感覚に沿って比較検討してみると良いだろう。

  • 食費や生活費は大きく変わらないが、家賃は香港がシンガポールの倍
  • 個人にかかる税率は香港が5%低いが、それも家賃で相殺される運命に
  • 空気の綺麗度や子供の学校ではシンガポールに軍配
  • 天候に変化がほしい人や日本との移動が多い場合は、香港が優位
  • 日本に似て落ち着いた雰囲気の中暮らせるのはシンガポール。香港は街にエネルギが溢れ、アクティビティの選択肢も豊富
4+

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA